皆さんは「The PEAKS」を覚悟だろうか?
「The PEAKS」は、日本最強!最悪!の超級山岳ロングライドイベントである。
所属するラベルグチーム「imeZi」で出てみようということになったのがきっかけだ。
そのThe PEAKSのラウンド16は、地元新潟県の妙高エリアでの開催。そのレポート参加をイベント概要とともに伝えたい。
開催地
ラウンド16は、新潟県の池の平温泉(イベント広場)をスタート&ゴールとして妙高・戸隠・斑尾エリアを堪能するコース。
なお、過去の開催データを見て、年に2回(春と夏)の開催で、会場は毎回変わるようである。廃棄となっているようだ。
コース
平坦がほとんど無い笑
コース図は、開催の10日前ほどに詳細の要項とともに郵送されます。また、公式サイトでも公開される。
なお、変態増・ど変態増エントリーと呼ばれるチャレンジ精神をより掻き立てるカテゴリーが設けられており、一般クラスより走行距離・獲得標高を増加させ、さらに制限時間短いという極限な仕様となっている。
●一般エントリー
4:50~5:20スタート (制限時間12時間40分)
201km/5,065m up
●変態増エントリー
6:00スタート (制限時間12時間)
220km/5,568m up
●ド変態増エントリー
7: 20スタート (制限時間10時間40分)
220km/5,568m up
ラウンド16のルール、制限時間
スタート後は、指定されたコース順通りにすべてのチェックポイントを通過し、配布されるゼッケンカードにチェックを受けなければなりません。
制限時間は上記の通りだ。自分の実力でギリギリのカテゴリーを選ぶことで、自分への挑戦のライドとなります。
走行方式
自己責任による個人サイクリングの扱いである。先導やコース案内、立会い員は皆無である。
設定されたコースを間違いなくトレースするのは参加者の責務とされており、紙のマップの他にルートデータも公開されるので、これをサイコンにいれて走る必要がある。
レースではないのでリザルトは計測されず、制限時間内にゴールすれば全員同じフィニッシャーとなれる。
バイク装備及び必要な装備
バイク機材は、公道を走れる自転車なら何でも良い。
装備は、安全を確保するために警戒にチェックされる。 中でも、ベルの装備、前後ライトについては、装着されていないと出走さえできない。
補給
エイドステーションにて水、飲料、食料の補給ができる。 今回はカレーや豚汁、おやきなどもありました。
ただ、エイドステーション間の距離が近いところもあれば離れているところもあり、自分の補給計画を照らし合わせて持参することも必要になる。
イベント概要まとめ
実際に参加した感想も含めてイベントの特徴を踏まえて
・鬼畜な超級山岳ロングライドイベント・
カテゴリーは一般、変態増、ド変態増の3つ
・変態増、ド変態増では、走行距離・獲得標高を増した上に制限時間が短い
・機材、ルートナビゲートは自己責任で
・挑戦をサポートするエイドステーションが充実
・参加者一人整備一人一人に光を当てるホスピタリティある運営
・女性参加者が多い(驚き) )
機材
—BIKE—
バイク:YONEX CARBONEX SLD ホイール:
ちくわホイール(TLR)
タイヤ:MichelinPowercup(TLR)25C F3.0bar、R3.0bar
ギア:フロント52-36 、 リア11-34
チェーンルブ:EXLUB
車体重量:7.0kg
もちろんの空気圧は、ウェットのために安全に3.0barまで落ちた。このおかげで、トラブルで1回滑った他には問題なく走ることができた。パンクも皆無。チェーンルブは、悪
条件下それでも性能を最大限発揮してくれるEXLUB。 土砂降りに遭いながらも最後まで駆動周りはスムーズだった。
レポート
5時20分頃に会場に到着し、受付でチェックカードや参加賞などを受領します。参加賞などのライドに必要なものはナップザックに入れて、会場の隅っこに置いておいた。
クラスは、5時50分から6人ずつくらいのところで変態で順次スタート。自分は5時52分にスタート。
スタート~燕温泉(CPD1)~スタートポイント
次に、変態増とド変態増だけが楽しめる追加区間で燕温泉の散歩
。
スタートポイント~戸隠(CP1)
スタートにボトルを1本置いてあったので、それをピックアップ。同時にスタートのゲン君とKNTには先に行って受け取りました。
スタートからしばらくいた杉ノ原の5差路交差点でミスルートを冒険してしまう。何度も通る地点だと、サイコンが間違ったナビをしてくる事象にやられた。これはワフーだけでなく他のサイコンでもどうような事象があったようだ。
野尻からは本格的な登り。240w目安で淡々と登っていく
。デキストリン入りの糖質飲料の摂取を控えめにすることに対応。
エイドでは水のみ補給。
戸隠(CP1)~小川村役場(CP2)
下りは安全に。
鬼無里を過ぎたあたりから本降りの雨に。 予報より早い段階での降雨にテンション下がり、低体温によるDNFも覚悟する。
寒さ対策はもちろん長くて、ワセリン塗布、アームウォーマー着用、レインウェアには強力な防水スプレー塗布待ってました。仕事をされた。
小川村気づいて、一般クラスのイサオさん、モトイさんスライド。行って戻ってくると思います、とりあえずざまに応援出来て良いです。
村役場に向かう下りでヘルメットに掛けていたサングラスが落ちて、振りむいた瞬間に後輪が滑るトラブルがあったが、落ち着いて減速してことなきをえた。
村役場でやっとゲン君とKNTに追いついた。 おにぎりだけもらってすぐに出発しようとすると、KNTがキムタク風に
「ちょ待ってよ!」
と言われたが、とりあえず出発(笑) とにかく
身体は冷たくないので、動き続けるのが吉。
小川村役場(CP2)~戸隠(CP3)
小川村といえば実業団小川ロード
。 「
う~ん、右や左の茂みからいつでも出てきそうだ・・・。実際、クマに出会ったライダーもいたようだ。
この区間でド変態増加のイトーチャン、アンディ、ノグチキャップ付けられ違う。
雨も小降りになってきたやがてCP3に到着
。流れ落ちているライダーへの配慮か。おやきはポケットに入れて出発。
戸隠(CP3)~関門2(スタートポイント)~斑尾(CP4)
戸隠からスタートゴールまでは下り一番なのでスイスイ。腰や胸を伸ばしながら後半に備える。斑尾の登ると、日差しが到着し始めて
、羽根までの寒さはどこえやら、一気に蒸し暑くなってきた。
でルートの半分(110km、↑2700m))をこなしてきたので、脚に疲労の色が見え始めました。
様々な筋肉を網羅するように、急こう配ではダンシング、緩勾配ではシッティング、平坦ではエアロ、というように使われました。
CP4につくと、変態増し一番乗り~!と言われ、先頭を眺めていることが分かった。CPのスタッフが色々声を掛けてくれて、疲労が増してきている中で元気がもらえた。
斑尾(CP4)~豊田(CP5)~斑尾(CP6)
この辺りから頭痛が発生。 途中前半に胃トラブルから水分補給を控えたツケで、熱中症になりかけと思われた。のダウンヒルで空冷処置することに。
豊田道の駅(CP5)に到着して、すぐに麦茶のミニ缶を3本補給。 少し休みたい気持ちもあったけど、天気が良いうちに距離を伸ばしたので、イケオジのソデヤマ氏と写真をフォックスしてからすぐに出発。
出発してすぐにゲン君とKNTとスライド。 差は5分くらいだろうか。 ゲンはKNTと君で色々と勉強になろうな。
斑尾への登り返しも、4倍程度で淡々と。 まだまだ長丁場なので、ダンシングも積極的に使って、疲労を分散させます。は消費せずに登り切った。
斑尾(CP6)~スタートポイント(関門2)
ここのダウンヒルも、身体の冷却のためにアップボジションで風を全面に浴びながら。 、時間を稼いで過ごす。
関川を渡って、スタートゴールへの登り。ここに来て、脚に強い疲労感を感じた。これはグリコーゲンが枯渇してきたサイン。無理に頑張ってオールアウトしかねないので、エネルギーを脂肪に使うメインに頑張ってL2で巡航。
スタートゴール(関門2)~笹ヶ峰(CP7)~ゴール
エイドステーションで再び麦茶3本を補給し、さらにジェル2つを胃にぶち込む。 残すは笹ヶ峰の630mのヒルクライム。最後の最後で本日最大のクライムを設定する辺り、鬼畜すぎるぜ。これがPEAKSか。
L2で登り始める。調子が良ければL3に上げていくぞと思っていたが、すでに5000KJ近くの運動量をこなしてきた身体に余力はもう無かった。L2を絞り出すのが精一杯の状態で厳しい登りを登っていく。20年ほど前に参加していた笹ヶ峰ヒルクライムの思い出に日々余裕も、無かった。
あ何個で終わりという感じで、九十九折れの登りを一つ達成。て、最悪の場合、野○○も覚悟して、大きめの草や水路を物色し始めようになる。
それでお腹こうしているうちにピークを追加。のピークはまだのようです。そのあたりでイサオさん、モトイさんスライド。かなり詰めたけど追い付けなかったなぁ。CP7は乙見湖の近くなので折角登ってきたのに100mほど下る必要がある。ってことは・・・最後の最後に登り返しかよ!とPEAKSの鬼畜さに賞賛した。
CP7でチェックを受けて、無心で登り返す。ほんの標高差100mの登坂だけど、長く感じる・・・
残すはダウンヒル。ライドのゴールが先か、お腹のゴールが先か。 標高を下げていくと濃霧が酷くなって、自転車のライトしか見えないくらい。最後の方には雷雨。。今日のライドでは、想定されたあらゆる状況を踏まえた。
レインウェアでお腹冷えを防いだおかげか、のゴールの前に、無事にThePEAKS変態増ゴール!追走してきたKNTから逃げるように、変態増で一番乗りのゴールになった。
ゴールしたら食べようと思ってた豚汁にありつく。う、うめぇ。それで腸が
動くのか、そろそろお腹の急降下ファイナルが襲来し、待って内股歩行で近くのトイレに駆け込もうだ。まあ、こちらも終わり
。
まとめ
コースの鬼畜さに最後は打ちのめされたが、イベント全体を通してスタッフのホスピタリティに包まれ、さらには参加者同士で応援し合える一体感。ふくよかな方もいらっしゃって、イベントのホスピタリティのハイガンリピーターを増やしているのかなと感じました。
ゴール後にThePEAKSにはもう参加しなくていいかな、と正直思ったのですが、翌日には次回のThePEAKSの日程を確認している自分がいました。
stravaを巡回してみると、ド変態増加のトップゴールのライダーが自分より30分ほど早いタイムで完走していた
。
ド変態増加のトップゴール、チャレンジ、してみますか?
終わり
大会スタッフの皆さん、大変ありがとうございました。朝早くから、さらに天気がコロコロ変わり大変だったかと思いますが、無事にゴールできたのは優しく迎えてくれたスタッフの方々のおかげです!なってきましたので、その際はよろしくお願いします。