シーズン前半の山場が終了したので、簡単に振り返りつつ、PEAKSラウンド16に向けた準備などを書いてみたいです。
前半戦の結果
ターゲットレースは2つ。6月16日のニセコクラシック、そして翌週6月23日のロード全日本選手権。どちらも年代別カテゴリーでの出場なので、負けられない戦いがあり、特に全日本は勝ちたいが強かった。
そんな想いを持って臨んだレースの結果は、
・ニセコクラシック 優勝(総合6位)
・ロード全日本選手権 9位
ニセコクラシックは、150kmという長距離のラインレースであることと、今年からコース後半部分の登頂がイージーになったことから、様々な狙いや思惑が交錯した展開となった。そうした中で、結果的に防戦一方だった自分の展開はまって、カテゴリーでは強豪の高岡選手に勝って優勝する獲得。また総合でも6位と出来すぎの結果だった。
しかし、全日本選手権は、荒天コンディションのために前向きに展開していきつつも、3週間目でキツくなってきてまって集団からドロップ。レース後にパワーを見返したが、そこまで高い値を出していたわけではなく、バッドデーだったのかもしれない。ただ、修善寺の登校のキツイコースで優勝するためには、もう2~3kgの減量しないと勝ってないとも感じた。
レース機材
タイヤの転がり抵抗の差異によって、巡行時のパワーが数ワットは異なってくる。しかし、グリップ性能の低いタイヤを使用すれば、落車のリスクがあり攻めきれずにかえって体力を消費する。そうした中で今回チョイスしたのは、コンチネンタルのGP5000TT TLR 25C。 TT用として開発されたタイヤだが、プロレースにおいてはロードレースでも同様です。レースの時間を前に実装し、練習で挙動やグリップ、適正空気圧などをチェックした。
チューブレスレディ仕様なので、シーラントを併用する必要があります。今回使用したのがimeZiのシーラントのThin Typeです。imeZiのシーラントは、液性がサラッとしているのが特徴で、そのメリットとして、タイヤ内で偏りなく満遍なく充填される、水で簡単に洗い流せることがあります。ケアとしては、パンク時の穴をふさぐ性能が他のメーカーのネチネチ系と比べるとソフトであることを指します。
シーラントの充填に関しては、密接な関係を築くために、自分の場合はシーラントをタイヤの表面に塗布する手順を加えている。これによって、品質にバラツキのあるタイヤを使ったり、早期に密接な関係を築くことができる。(写真はシクロクロス用のタイヤたるもの。この時はリムに装着して塗布しているが、いまはリムにタイヤの片側をはめた状態で塗布している)
ニセコクラシックの1週間前のライドで、郊外の峠に繋がっていったのだが、悪天候後のためか路面が小石や小枝で荒れている区間があり、ライドの終盤でパンクしてしまった。決戦用タイヤの運命ともいえるが、レース直前にこれは痛かった。だが、シーラントがしっかり効いて、そのまま自宅まで帰る得し、ニセコクラシックもロード全日本選手権もそのタイヤで出場し、上記の通りノントラブルでレースを終えることができた。
PEAKSラウンド16に向けて
The PEAKSはレースではなくサイクリングイベントだ。だが、過激すぎる山岳コースが我々サイクリストのチャレンジ精神を強く刺激する。ラウンド16は、新潟県の池の平温泉をスタート&ゴールとして、妙高・戸隠・斑尾エリアに伸びる走行距離201km、獲得標高5,065mのコースである。自分がエントリーしているのは、変態増しカテゴリーで、さらに過激度を増した走行距離220km、獲得標高5,568のコースだ。 スタート時刻は6時でゴールのタイムリミットが18時。制限時間は12時間だ。休憩なども考慮すると、例えば6時間が登るときと仮定すると、1時間で1000mの上昇ペースで登らなければならない。乗鞍を80分ぐらいで登るペースで4.5回登る、そんなイメージ。
まだどのタイヤを使うか決めていないが、転がり抵抗と快適性を考慮してチューブレスレディを選択する余地が大いにある。また、険しい山岳区間が多いことや、トラブルのリスクを最小限に抑えるために、耐パンク性能の高いタイヤが必要だろう。今回はコンチネンタルのGP5000TT TLRの出番は無さそうだ。転がり抵抗と耐パンク性能で評判の良いCORSA PRO 28cあたりが良いかもしれない。
こういう時にメンテナンスのしやすいimeZiのシーラントが活きる。チューブレスレディのタイヤ交換に億劫にならないことは、imeZiのシーラントの大きな利点かもしれない。